施術推理!?
はい、お久しぶりです
でっかい霜、身体も心もでっかい、大霜光生です。
かなーり久しぶりのブログ更新、諦めたわけではないですよ、私はあきらめが悪いです。しつこいですよ、やれるまでできるまでやるのが私。
ですので、またお付き合いください
今回は治療の事。
数日前腰痛の患者様を施術させていただきました。
う~ん、腰の内側が痛くて重い・・・
ここからまず、痛む箇所を特定します。じっくりお話を聴いて、時には触りながら、患者さまに触ってもらいながら、慎重に特定していきます。
痛みの種類によっては、患者様もよくわからない場合があります。「なんとなくだるい」「違和感が」行った場合です、今回の場合もそうでした。
骨盤と背骨の間が動かしたりすると痛いので(腰仙関節といいます)まずは骨盤の調整から、骨盤の大事な関節、仙腸関節(図の赤い部分)を調節。
骨盤はしなりますので、ちゃんとしならないと腰やほかのところに負担が来て痛みが出るので、大切なんです。
仙腸関節、腰仙関節、股の付け根(股関節)、背骨の腰の部分(腰椎)を調節して、チェック。
「う~ん、痛みが移った」「左のお尻のあたりがだるいですね」。
これは、腰仙関節は治ったけど、筋肉の問題が残っているという事、痛みが移ったと感じるのは一か所治って、別の悪い部分が感じ始めていることです。
腰の筋肉をリンパドレナージで、ほぐします。チェック。
「お尻のあたりが張っていて・・・」
今度は私がう~ん。よくあるんですよ、こういう事。
筋肉の問題は悪い筋肉と離れたところで出ます。つまり、腰の筋肉が悪いと、お尻のあたりに出たりします。
そもそも、患者様は腰の内側が痛いとおっしゃった・・・、痛いとこは確認して、リンパドレナージで処置しているので、表面はゆるんでます。
もう一度よくお聞きして、動いていただいて、触ってみると、どうもかなり身体の奥の方の筋肉が悪い。しかも背骨のすぐ横あたり。
動かしてみるとどうも腰の、より奥の筋肉(腰方形筋といいます)、背骨の小さい筋肉(多裂筋といいます)がどうもくさい。
ここで、ナチュラル整骨院の秘密兵器「ミオンパシー」という技術を使って、筋肉を緩めてみる。
この、ミオンパシーは、筋肉が縮んだ状態にして、90秒そのままにしておくと、筋肉が勝手に緩んでくれる不思議なテクニック。
これで、背骨の筋肉、腰の奥の方の筋肉、さらにおしりの筋肉を緩める。
筋肉は、慢性的に緊張している場合、固くなって戻らない場合があります。このテクニックでもう一度ゆるませて、固くなる前の状態に戻します。
これで「あ、だいぶ楽になった~」と患者さまが初めて笑顔
「これで今年いっぱい仕事ができる」と、喜ばれて帰っていかれました。
あらためて治療はその人その人によって原因が違う、触ってみて、動いでもらって、お話をお聞きして、肌の色、温度、いろいろな多面的な情報を総合して判断する。まるで、現場の小さな情報から犯人を特定して、逮捕していく、推理ドラマのようです。
推理が的中した時のうれしさ、そして何より、患者さまの喜び、そして痛みがとれることにより患者さまの可能性がどんどん広がっていくこと。
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